障害者施設に転職する際の志望動機

志望動機を作成する手順

まずは、障害者施設で働きたいと思った理由を明確にしましょう。障害者施設を選んだきっかけや経緯を思い返して、そこから熱意や意欲の伝わる文章を組み立てていきます。加えて、数ある障害者施設の中から、なぜ応募先の施設を選んだのかを明確にします。志望動機の内容によっては、「他でもいいのではないか」と思われてしまう可能性があります。そうならないように、応募先の施設で働きたい理由をアピールしてください。そのためには、施設の特徴やサービス内容を把握しておかなければなりません。ホームページや資料に目を通して、運営方針や理念などを具体的に絡めながら意欲を伝えてください。
また、障害者施設の仕事に活かせる自分の強みをアピールしましょう。「体力に自信があります」などの平凡な理由では採用担当者の印象には残りません。これまでに学んできたことや前職の経験、実際のエピソードなどを交えながら自分の強みをアピールすることが大切です。特に、コミュニケーションスキルや判断力、問題解決力、責任感などの資質をアピールできるエピソードがあるなら、積極的に志望動機に組み込みましょう。
なお、志望動機には書かない方がいいこともあります。障害者施設は利用者の命を預かる場所です。そのため、知識がないことや責任感の薄さを感じさせるような内容は書かないようにしてください。未経験から挑戦するのであれば、積極的に学びながら前向きに取り組む姿勢をアピールする必要があります。あくまで、ポジティブな印象を与えられる内容を心がけてください。

例文を紹介

すでに介護士としての経験があり、別の障害者施設に転職する人もいるでしょう。その場合は、転職を決めた理由がポイントになります。転職理由は人によって異なりますが、マイナスな印象を与えるような内容は避けなければなりません。スキルアップなどの前向きな理由を挙げてください。加えて、これまでの経験を活かして活躍していきたいという意欲をアピールすることで、選考通過率は格段に上がります。
例文「私は、これまで介護福祉士として障害者施設に5年間勤務してきました。状態の異なる様々な利用者の支援を通じて、専門職としてもっと成長したいを考えるようになり、転職を決意しました。この度は、○○様の運営方針や事業内容、人材育成の方針に感銘を受け、応募させていただきました。これまでに経験してきた知識と技術を活かし、貴社に貢献したいと思っています」