介護士の仕事内容は?
サービス内容ごとに仕事内容を紹介
生活介護の場合
生活介護は日中に利用できるサービスで、食事・入浴・排せつの介助や、創作活動、レクリエーションなどを実施します。知的障害を持つ利用者が多い施設の場合は、散歩や生産活動などを実施する機会が多くなります。身体的な介助を行うことは少ないですが、利用者の突発的な行動に対応するスキルが求められます。普段から見守りを行い、適切に声かけをするなど、繊細な対応も求められるでしょう。自傷行為や破壊行為を行う利用者の対応をする機会もあります。そのため、自閉症や強度行動障害に対する専門的な知識も必要です。
一方、身体障害を持つ利用者が多い施設の場合は、身体的な介助を実施する機会が多くなります。食事・入浴・排せつの介助だけでなく、車椅子やベッドへの移乗なども行います。介護士には体力が求められるでしょう。身体的な介助以外だと、レクリエーションや機能訓練などを行う機会が多くなります。
施設入所支援の場合
施設入所支援は夜間に利用できるサービスです。生活介護と合わせて利用するケースが多いです。入居する利用者が安心して生活できるよう、各種介助や声かけなどを実施し、夜間には定期的な巡回やデスクワークを行う機会が多くなります。また、コール対応も必要です。知的障害を持つ利用者が多い施設の場合は、見守りや声かけが重要になります。利用者同士のトラブルが発生することも多いので、繊細な支援が求められます。
一方、身体障害を持つ利用者が多い施設の場合は、身体的な介助を実施する機会が多くなります。身体の状態は利用者ごとに異なるので、それぞれの能力に合わせた適切な自立支援が求められます。
短期入所の場合
短期入所は、自宅での介護が難しい時や、家族の介護負担を減らすために一時的に入所するサービスです。ショートステイと呼ばれることも多く、基本的には障害区分1以上の人が対象です。短期的な利用を目的としているので、他の障害者施設に比べると利用者の情報は少なくなります。しかし、利用者の状態はそれぞれ異なるので、臨機応変に対応しなければなりません。いつもと違う環境に不安を抱えている利用者も多く、そういった人に対してコミュニケーションを取る機会も多くなるでしょう。どういった言葉であれば理解できるのか、どの程度なら身体を動かせるのかなどを見極めながら対応します。また、現場で得た情報を職員間で共有することで、利用者の状態に応じた適切な支援の提供が可能になります。
以下に、障害者施設で働く介護士の1日の流れをまとめているサイトを紹介します。こちらも参考にしてください。